2009年07月04日

子供の邪魔をしない

 この2ヶ月ほど体調を崩し気味で、ブログも中々書けない日々が続

いていました。ということで、かなりスローな生活をしていたわけで

すが、そんな折にひょんなことから鳥取県の水木しげるロードに行く

ことになり、何と水木しげるのファンになってしまいました。


 水木しげると言えば、やはり“ゲゲゲの鬼太郎”が有名で、ここへ

行くと色んな妖怪の石像が道路沿いに並んでいるのが見れます。私は

妖怪にはあまり興味は無いので、まあ子供が楽しめればいいかってい

う軽いノリで出かけたわけなんですね。ところがそこに水木しげる記

念館というのが待ち伏せていたのです。同じく軽いノリで入ったんで

すが、かなりやられました。水木さんという人は凄まじい人生を送っ

てる人なんですね。その生き様に心に響くものがありました。詳しく

はここでは述べませんが、とにかく生きてるのが不思議なくらいです。

戦争に行って生死の境目を何度もさまようのですが、その度に映画で

もあり得ないような幸運に助けられます。正に漫画を描くために生か

されたような人です。そんな彼は実は究極のマイペース人間。幼い頃

からマイペースで軍隊に入ってからもマイペースそのもの。おかげで

軍隊ではいつもビンタを喰らっていたそうです。ただし結局はそれだ

からこそ生きて帰れたのかもしれません。自分に正直になって、心の

声に耳を傾けれる人間が最終的には生き延びるような気がします。


 子供に対してまた子供の将来に対して、親が勝手な願望を抱いてし

まいがちです。例えば家業を継いで欲しいとか、将来は安定した仕事

に就いて欲しいという人もいます。こうした願望が少しずつ重なり、

大きくなるころには人の願望を達成するために生きているようなこと

になる危険があります。中年になり、「俺の人生って一体誰のための

もの?・・・」とならないように子供には自分の人生を築いて欲しい

ものです。そのためには親がどれだけ邪魔をしないか、にかかってい

るのかな、と改めて感じました。子供には水木しげるのように自分の

人生を生きて欲しいな、と思いましたが、そういう願望自体が良くな

いのかも・・・


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2009年06月16日

自分のことを棚に上げる

 人間というのは不思議なもので、自分に出来ることは他人も出来る

と思い込んでしまうクセがあります。先日こんなことがありました。



 会社の社用車で男女二人が出掛けました。行き先は車で約2時間くら

いのところで、一人で行く場合を除けば安全のために途中で運転を交

替する習慣があります。先ず私の同僚である女性が運転して行ったの

ですが、途中で男性が運転を交替してくれるものと当然のように思っ

ていたようです。ところが交替の時間になっても交替してくれなかっ

たそうなんです。何でも理由は「人を乗せて運転するのは苦手だから。」

ということらしく、彼女の弁によると「それが嫌なら仕事をやるの

が嫌と言っているのと同じ」そうです。確かに頻繁に行き来する場所

であり、避けては通れないことなんですね。そこで彼女は「今度断ら

れたら、しっかり言ってやる」と鼻息が荒くなっていました。


 こんな強気な発言をする彼女は、実は運転があまり得意でないんで

す。得意でないにも関わらず、自分より更に運転が苦手な人には俄然

強くなってしまうんですね。しかしこんなに強気になれるのも実は条

件があります。それは“社用車がオートマの場合のみ”というもの。

彼女はマニュアル車に乗ると発進すらまともにできません。まして公

道を1時間も走るなんて到底あり得ないことです。我々からしてみる

と、マニュアル車が運転できないと言っているのは仕事をやる気がな

いと言っているようなものと思ってしまうのですが・・・


 自分にできることが他人にできないとき、相手を責めるのではなく

相手の気持ちを汲んであげることが重要だと思います。人にはそれぞ

れ苦手なものがあるものです。他人が苦手なものに困っているときに

自分も違う場面になれば同じように困ってしまうだろうな、と思うと

相手を責めたりできなくなります。子供が何かできないことがあって

苛立つときは、自分を振り返ってみるといいと思います。家庭で、会

社で、プライベートで、色んなところで自分の思い通りに振る舞えな

い自分に気づくことができるかもしれませんね。理想とはほど遠い自

分に!!


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2009年05月26日

ありのままを見る


 小さい頃、よく“だまし絵”を見るのが好きで、自分でもだまし絵

を書いたりして遊んでいました。美術の教科書とか、目の錯覚に関す

る本によく出てくるやつです。少女のように見えたり老婆に見えたり

する絵は有名なので、誰でも一度は見たことがあるんじゃないかと思

います。同じものを見ても、見る人によって違うものに見えるんです

ね。私たちは大人になるまでに色々なメガネを付けるようになって、

物や出来事がありのままに見えなくなっているようです。


 この間、知り合いの家の壁を塗装するために何人か集まって屋根の

上に上がりました。1階の屋根なので高さは2〜3mくらいで、傾斜は

大体15度くらいだったと思います。15度というと殆ど平らに近い感じ

です。にもかかわらず中々立てない人がいたのです。高所恐怖症と言

ってしまえばそれまでですが、よく考えると不思議です。地面に15度

の傾斜を付けても難なく立てるはずなのに、それが屋根の上というこ

とになると話が変わってくるわけですね。どうも屋根の上から転げ落

ちるのが怖いようなので、15度の地面を歩いてるときに転ぶ確率と同

じだということを教えてあげましたが、どうも頭に入らなかったよう

です。


 私達が見ないといけないのは、足元が15度傾いているということだ

けです。それが屋根の上であるかどうか、地面の上かどうかは歩くの

にはあまり関係のない情報です。そんな関係のない余分な情報のくせ

に体の動きを支配してしまいます。人が言った何気ない言葉に勝手に

意味づけして傷ついたり、人の親切の中に下心の存在を疑ったり、と

日常の中でありのままを見てない瞬間がたくさん存在します。こうな

ると幻想の中に生きているようなものです。子供の行動に過剰に反応

してしまう自分に気づいたら、色メガネをかけているのかもしれませ

ん。幻想を見ていないか注意が必要ですね。


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2009年05月08日

お菓子ばかり食べたがる

 スーパーのお菓子売り場でよく見るのが、お母さんにおねだりして

叱られているシーンです。他人事ながら胸にチクッときます。どうし

てこんなことになるの?と考えると、一つはお菓子を食べる習慣があ

るからじゃないかと思います。メチャクチャ当たり前ですよね。だか

らお菓子を買わなければいいと思うんです。ところが小さい頃からお

菓子を与える習慣を親がつくるんですね。「これあげるからいい子

にしなさい。」と。それで散々お菓子を与えておいて、いざ子供がお

菓子を欲しがるとダメと言うわけです。何とも不思議なやりとりです。

中には親の方が欲しくて、ついつい家にストックしてしまう人もいる

ようです。


 我が家ではお菓子を買う習慣がないので、子供もお菓子売り場は素

通りです。食べたことがないので当然ですが興味を示さないんですね。

お菓子を買わないのは特に我慢をしてるわけではなく、単に欲しくな

いからです。殆どのお菓子がどうみても体に悪そうです。味も甘すぎ

たり、しつこかったりで苦手なんです。ちなみにお惣菜も同じ理由で

買いません。なんて言ってますけど、実は昔はお惣菜とかスナックと

かバリバリ食べてたんですよ。それが結婚してから食事を改めると、

不思議なことにジャンクなものが食べれなくなるんですね。先日ポテ

トチップスを食べる機会があったのですが、「昔はこんなもの食べて

たのか!!」と衝撃を受けました。


 子供にお菓子ばかり買い与えたくなかったら、先ず親が口にしない

ようにするのがいいと思います。できればこれを機に食事自体を見直

してみてはいかがでしょうか? 私が言うのも説得力ないですが・・・



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2009年04月28日

過去の出来事は変えられない

 前回アポロの話をしましたが、もし彼らがトラブルに見舞われたと

きに「こんなことなら宇宙飛行士になるんじゃなかった」と愚痴った

り、「誰のミスだ!」と犯人探しをやっていたらどうなったでしょうか? 

無事に地球に帰還できたでしょうか?  彼らはそんな行動の変

わりにもっと建設的な方法をとりました。起きてしまったことは仕方

ない、と現実を素直に受け入れて、残された可能性に希望を託して一

つ一つの任務を遂行することに全力を注いだのです。そのおかげで無

事に生還できたんですね。


 人間パニックになると化けの皮が剥げてきます。命が危険に晒され

るような状況では、大男が泣きじゃくったりします。そんな状況に陥

ったとき、どれだけ現実を受け入れることができるかで勝負が決まり

ます。過去を悔やんでもどうにもならない。過去は変えられないので

す。しかしこんな当たり前のことが何て難しいのでしょう!! そして

自然のこの法則に抵抗する人の何て多いことでしょう!! 私も含めて。


 先日子供が車の中でお茶を大量にこぼしてしまったときのことです。

私は大慌てでお茶を拭き取りながら、子供に注意しようとしました。

ところがふと心に浮かんだのは「覆水盆に返らず」という言葉。その

瞬間過去を変えようともがいていた自分に気づきました。冷静さを取

り戻したときにラジオからは「何してるの〜?」という歌が。思わず

二人で大笑いしました。お茶をこぼした子供もパニックになった私も

「何してるの〜?」です。


 過去に起きた出来事にクヨクヨするよりも、現実を素直に受け入れ

てみるといいと思います。後悔してる間に人生が終わってしまわない

ように。


 〜 (空中戦では)何も考えていない。

           考えている間に、撃たれる。 〜

          戦闘機パイロットの言葉 映画トップガンより


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